LACOSTEVOL.2
計算されたバランスと自由なマインドが共鳴する、
スタイリスト丸山佑香の5コーディネート
各ジャンルで活躍するキーパーソンが、独自のセンスでラコステを着こなす連載「MY STYLE WITH LACOSTE」。第2回は、個性が光る独自のスタイルで支持を集めるスタイリスト、丸山佑香さんが登場。ラコステをフィーチャーしたコーディネートには、真似したくなる着こなしテクニックも盛りだくさん!
各ジャンルで活躍するキーパーソンが、独自のセンスでラコステを着こなす連載「MY STYLE WITH LACOSTE」。第2回は、個性が光る独自のスタイルで支持を集めるスタイリスト、丸山佑香さんが登場。ラコステをフィーチャーしたコーディネートには、真似したくなる着こなしテクニックも盛りだくさん!
Stylist
『SPUR』『FIGARO japon』など 多数のファッション誌をはじめ、広告、アーティストのスタイリングやディレクションを幅広く手がける。唯一無二のクリエイティブな感性で、意欲的に活動中。TONのデザイナーとしても活躍中。
Q1
ラコステと言ったら、やっぱりポロシャツですね。ブランドの原点という存在であり、今でも世界観を体現しているアイテム。今回もスタイリングのキーとして取り入れています(Style#1)。ポロシャツって、もともとはスポーティな服ですが、だからこそスポーツテイストではないものと合わせるのがポイントだと思っていて。インに重ねたグレー×ブルーのシャツと色のトーンを合わせてスタイリングしたのですが、ポイントになっているのは太いベルトやヒールの足元です。ゴルフラインでセレクトしたメンズのチェック柄セットアップ(Style#3)も、足元はヴィンテージのウェスタンブーツ。こんなふうに異なるテイストをミックスした時に起こる化学反応が、コーディネートを楽しくすると思うんです。
ウィンドブレーカー ¥25,300(税込)
Q2
そうですね、スタイリストとしてコーディネートを作る時は、頭の中で思い描いた世界を具現化するという感じです。一方、自分自身のファッションについては、「今日はこれを着たい!」というように好きなものやその時の気分にしっくりくるアイテムを1点決めて、コーディネートのアイデアを広げていきます。例えば、全身ブラックのコーディネートは(Style#5)、足元のスニーカーが主役。このデザインを活かしたくて、服はワントーンにしようと決めたんです。主役になるのは服だけでなくバッグだったり靴だったり、ジュエリーだったり……。時にはお気に入りのリップなども。あとは素材の組み合わせ具合に凝ることもあります。今回着用した鹿の子素材のパンツ(Style#4)も、素材が気になったアイテムだと言えそう。スウェットパンツのようなデザインだけど、光沢があって部屋着っぽく見えずに着こなせるのが魅力。Rierのジャケットに小物もキレイめにまとめ、リラックスしたままお出かけできそうなスタイルに仕上げました。
Q3
服を手に取る時には、そのアイテムの背景を知りたいと思うことが多いですね。もちろん、直感で選ぶことも多いです。だけど、その時の気分のままに楽しむのと同じくらい、歴史や起源などを掘り下げる面白さが、ファッションにはあると思うんです。1933年に誕生したラコステのポロシャツは、まさにそういうアイテムですよね。実は今、趣味でテニスを始めたいと考えているところなのですが、テニスウエアといえばラコステはその王道。ファッションとはまた別に、ラコステでウエアも手に入れたいと思っているんです。ファッションの面白さと言うならば、古着やヴィンテージも外せない。とことん派手なものやインパクトのあるものに惹かれてしまいます。チェックのセットアップと組み合わせたウェスタンブーツ然り、ゴルフラインのトップスと合わせたワッペン付きシャツ(Style#2)然り。なにしろ、出会いは一期一会。その分だけ愛着もひとしおです。
ボトムス ¥20,900(税込) / Harajuku Exclusive
バッグ ¥23,100(税込)
Q4
私、もともとは会社員だったんです。それで、仕事の後にデパートに行ってかわいいものを探す、というのが楽しみでした。その好きが高じて土日に服飾の学校に通うようになったのですが、当時の先生から「あなたはスタイリストに向いている」と。そういう流れで、ファッション業界に飛び込みました。それから約20年が経った今、ファッションは自分の日々の原動力になっていると感じます。ターニングポイントと呼ぶならば、子どもを持ったことだと思います。子育てをしながらも仕事は絶対に続けたいという思いがあり、両立しながらの生活。常に時間が無い日常ですが、それでも以前より毎日が有意義だと感じていました。そんな日々も少し落ち着きを取り戻してくる頃なので、今度はもっと外に出て行って人と会う時間を設けたいと思っています。人に会って話して、学ぶ。そういうことが次のインスピレーションをくれる気がするんです。