LACOSTE RUNWAY SHOW FW25 | An Invitation -招待状-
2025年03月11日

2025年秋冬コレクションでは、2度目となるローラン・ギャロス・スタジアムのフィリップ・シャトリエ・コートへの帰還に際し、ラコステのクリエイティブ・ディレクター、ペラジア・コロトロスは現代的なフレンチエレガンスの新たな解釈を披露します。これは、ブランドのテニスの伝統を超え、創設者ルネ・ラコステがコート外で歩んだ起業家、革新者、社交界の人物としての人生に光を当てたものです。
象徴的なローラン・ギャロスのクレーコートを、親密な集いの場へと変貌させた2025年秋冬コレクションとその舞台演出は、ルネ・ラコステがテニスチャンピオンから都会的な洗練を極めた人物へと進化する過程で培った、教養と優雅さに満ちたライフスタイルを表現しています。クリーンでグラフィック、かつ現代的なシルエットは、スポーツのインスピレーションから社交界の華やぎへと自然に繋がり、1930年代のラコステがアスリート、俳優、産業界の巨頭、そして当時のファッション界の巨匠たちと交わっていた時代を想起させます。そして今、かつてと同じように、現代の文化を形作るすべての人々が、この特別な場に招かれているのです。
ラコステの豊かな伝統を礎にしながら、その中に宿る躍動的なエネルギーが洗練を生み出します。アイコニックなアイテムは、テーラリングとフルー(柔らかなシルエット)、構築的要素と流動性、実用性とシックさ、テクニカルな要素とエレガンスといった多様な要素を巧みに融合させ、新たな魅力を放っています。
官能的な魅力、大胆なプロポーション、そして90年代の雰囲気を取り入れた新たなヘリテージの再解釈が基盤となり、エレガントでありながらダイナミックなワードローブが誕生します。バイアスカットのトップス、プリーツスカート、鮮やかなピンクメランジュのフェルト製ダブルブレストブレザー、スカーフドレスが、リラックス感のあるテックパンツやオーバーサイズのパファージャケットと自然に調和し、洗練された印象を与えます。
シルエットと質感は、汎用性と洗練された軽やかさを重視し、パフォーマンス素材は高級素材と見事に調和します。ブークレーツイードや光沢のあるニット、Safraneアトリエによる精緻な刺繍など、テニスをインスピレーションにした装飾がイブニングウェアに洗練をもたらします。主なルックには、女性のための官能的なAラインシルエットや、アートのようにプリーツを施したドレスやスカートと組み合わせた洗練されたダブルフェイスニット、男性のための流れるようなワイドレッグパンツにコントラストカラーのアクセントを加えたスタイルが登場します。アウターウェアも格上げされ、ラグジュアリーなウールコートやウールメンブレン生地を使用したAラインのテックトレンチコート、モダンにアップデートされたトラックスーツが、洗練された快適さを兼ね備えたスタイルを演出します。アイコニックなラコステのポロシャツは、ドレスとして新たにアレンジされ、構築的なニットウェアやレイヤードに最適なハイブリッドピースとして再解釈されています。豊かなテクスチャーのウールや柔らかなカシミアが、リフレクティブなテクニカルナイロンと融合し、快適さとスポーティさを強調します。今シーズンのコレクションでは、ルネ・ラコステの名前をロゴとして再解釈したデザインが随所に登場。刺繍されたジュエルパッチは、創設者のアーカイブから着想を得たトーナメントメダルをモチーフにし、テニスラケット、デビスカップ、そしてルネ・ラコステの名をあしらっています。さらに、プリーツ入りのテニススカートの動きからインスピレーションを得た「ランランバッグ」も、新たな解釈やサイズ展開で再登場します。
2025年秋冬のカラーパレットは、ラコステのアイコニックな色彩からインスピレーションを得て、タイムレスなニュートラルカラーに鮮やかで濃密な色合いが見事に融合しています。ホワイト、クリーム、ブラックグリーン、ウォームキャメルのトーナルなルックが時を超えた洗練を感じさせ、そこに鮮やかなピンクがアクセントとなり、動きとエネルギーを引き立てています。
2025年秋冬コレクションは、現代のライフスタイルに新たな基準を築き上げ、スポーツとカルチャーが交差するその先に、ブランドのヘリテージと未来が美しく融合するスタイルを提案します。
ランウェイショーを見る:https://www.lacoste.jp/fashion-show-fw25